狂行スイッチ
知らない誰かの涙を信じられるようになるまであとどれだけつまらない奴らと話せるようになればいい？
個性豊かなキャラクターたちの物語。この世界には強烈なコンプレックスを《能力》としてもつ《能力者-アブノーマル-》と、そうではない一般人の《無能力者-ノーマル-》が存在がある。また、魑魅魍魎の化け物である怪異も存在している。
人間と怪異がうごめく中で、物語は中学生の少女から始まる。
この作品は中学生編、高校生編、大学生編とわかれており、主人公が異なっている。
別世界軸という派生作品も多数存在する。現在ある世界軸は『GOD bless you!』『トレイラスター魔法学校へようこそ』『終焉の箱舟』『狂行浪漫』『きょうこうらんど』『《》』の6つである。また、『韋駄天走』は狂行スイッチと同じ世界の話である。
中学生編
主人公：神門透
1. 舞台は御児原中学校
御児原中学校は能力者の集う学校。能力という形でコンプレックスを持った生徒が生きやすくなるように、特例で様々な措置を設けてくれる。能力者への理解もある。
2. 神の門に透き通ると書く。彼女の名前は神門透である。
御児原中学校に入学して１ヶ月がたとうとしていたとき、神門透の身にとある事件が降りかかる。神門透と恋仲にあったはずの入山翔馬が松井みなみと付き合っているということになっていたのである。彼女は不可解な不快感を一人で抱えていた。時を同じくして突然姿を現した神門透の母・神門かなえ。霊媒師を継ぐために母親と共に蛇喰本山へと修行に行く。 修行を終え、霊媒師としての力を手に入れた神門透は事件を解決するための作戦を秘密裏に練る。
3. クローバー
中学最後の文化祭に近い時期。霊媒師・神門透の力により第2の能力を得た大竹雅志は、その能力を存分に活かすために校内にいる能力者全員を「視て」回る。そして、とうとう松井みなみと交渉するも決裂。
4. ？？？
松井みなみと決戦。松井みなみは怪異と魂の契約を交わして入山翔馬の恋心を封じて自分と恋人になるようにしていた。契約の代償として魂を吸い取られていきほとんど怪異になりつつあった。大竹雅志と神門透は負傷し命を落としかけているなか、大竹雅志は覚醒、第2の能力で松井みなみを窮地においやり、神門かなえを召喚する。
5. ？？？
事の全てを理解した入山翔馬は神門透とよりを戻そうと努力するが、全く相手してもらえず。同じく大島潤輔も、神門透に入山と和解した方がいいと進める。